日曜日, 10月 14, 2007

数式でコミュニケーション

先日、プレゼントに電卓を購入した。
これ

モノリスというニックネームの電卓である。モノリスという名前をあの”2001年宇宙の旅”に出てくる石板からとっているのなら、漆黒でなくてはいけないし、各辺の長さが1、2、3の二乗である1:4:9でなくてはならない。(原典はここ)と思うのだが、この商品は漆黒というところだけモノリスっぽい。

ところでこの電卓は、いまどき珍しくルートキーがついている。珍しくない?
おそらく贈った人物は、電卓を使うことは多くても、ルートなどは仕事のなかでも使うまい。。。このキーはお隣さんの0やM+の横で永遠に押されないまま時を過ごすのだろう。


エレガントな日本製の電卓についた、永遠に使われないキーとその先の機能のことを考えていたら、父から電話が。
”。。。。で、ちょっと話が変わるんだが、ある数式の値を求めてほしいんだよ。20ルートSイコール。。。”

数式の値を求めてほしいという依頼は、一生にそうあるものでもない。変わった親子の会話ではないか?

父は子供の僕に2と3のルートの語呂合わせを教えてくれた人物で、恩義がある。式を解くためにあのルートキーのついた電卓があると便利なことに気づく。僕自身の親孝行のためにもこの電卓が必要かもしれない。次は父にこの電卓を贈ろう。

月曜日, 10月 08, 2007

つながること、触ること

建築家の吉松秀樹さんからうけたインタビューの内容が、母校の建築科の100周年記念本に掲載されています。

建築の本の書店 南洋堂のサイトでの紹介

”つながること、触ること”をテーマにインタビューに答えています。
100年の間に卒業した様々な建築家、デザイナー、アーティストの書いた文章やインタビューが集められた本です。古いものになると、”。。。といふ”といった旧かな使いでタイトルが書かれていたりして、歴史を感じます。

100年前といえば、現代美術という分野はなく、デザインという職能さえしっかりしていなかった時代です。そんな時代に既に日本で建築意匠の高等教育があったということを考えると、建築家という仕事の歴史の長さを感じるわけですが、一方で、現代建築の始祖のひとり、コルビュジェだって100年前にはまだ20歳でした。


名古屋でデザイナーとして働きだして一ヶ月。日々の業務を追いかけている間にまたたくまに時間がすぎてしまいましたが、どうあってもひとりのアーティストとして生きてゆこうと決めた初心を忘れないように活動してゆこうと思う今日でした。

また何十年か経ったときに、世の中に向けて話すべきことがらがあるように、そして、聞いてくれる人がいるように、これからも日々をクリエイティブに生きてゆかなくては。